Walden Woods Kyoto ・京都に突如現れた白い森
[1569] 2018/03/28 Wed. 14:26 [edit]

【五条河原町】Walden Woods Kyoto (ウォールデンウッズキョウト)
オープンしていくらも経っていないWalden Woods Kyoto (ウォールデンウッズキョウト)。
近くに行く用事があったので寄ってみたのですが既に大人気!住宅密集地の五条の町中だというのに外国人観光客の姿もチラホラ。どこで知ったのでしょうか??

一階がオープンキッチンカウンターになっていて、大きな焙煎機も見えます。
横にある階段にもランタンが並んでいて、二階に広がる空間に誘われるかの様です。

カウンターにはドリンクのお供に丁度良い、クッキーやチョコクランチなどのおやつも売っています。


●抹茶ティーラテ 600円
●ビッグクッキー 200円 を注文。
自分でお盆をもって二階へ向かいます。


真っ白な壁にランタンが並ぶシンメトリーなシンプル空間はさながら舞台の様。みんな気ままに腰掛けて寛いでいます。

ちょうど窓からは向かいの公園の桜が眺められます。
屋内に居るのに、野外で腰掛けているかのような不思議な気持ちになってくる・・・

抹茶ラテ、ほのかに甘くて、お抹茶そのものの香りが活きていてすごく美味しい!
ミルク感もあって、大ぶりの器も嬉しいですね。
お供のクッキー。ハッピーになる大きなまん丸クッキー。
開店と同時に訪問したら誰もいない空間に出会えるかしら。
また違った印象を受けると思います。
でも見知らぬ人が思い思いに寛ぐ様子もまた楽しかったです。
ご馳走様でした!

関連ランキング:カフェ | 五条駅(京都市営)、清水五条駅、七条駅
小麦の香りいっぱいの小さなお店・小麦小店
[1568] 2018/03/28 Wed. 10:36 [edit]
【北山】小麦小店
京都北山にひっそりとオープンしたテイクアウト専門の焼き菓子店・小麦小店。
これまたいつも参考にさせてもらっているマイレビュアー様・そんじょそこらさんに教えてもらいました。
そんじょさんの新店開拓には本当に脱帽☆
お店は「樹樹」というビルの二階に位置します。


いつも通っているのですがこんなオシャレな内部とは思いもせず。あえて塗装を剥がしたままの床がアーティスティックで、「まだこれから何かになる…?」と予感させてくれるような階段。

小麦小店さんはその名の通り小麦の香りいっぱいの小さなお店。
壁の棚やカウンターに小麦のお菓子たちが並ぶ幸せな風景。
どれにしようかな…


とりあえず気になったものをチョイス。
大好評だという●キャロットケーキ

この日はいいお天気だったので、持ち歩きの間にクリームチーズがダレては嫌だったので、(&お腹もすいていたので)お店の入り口のベンチでパクリ。
初めてクリームチーズが「要る!」と思えたキャロットケーキかも。
くるみとココナッツがザックザクで、米油を使用してあるのでコテっとしすぎず。
今まで頂いたキャロットケーキの中でもかなり美味しいです!
●スコーン この日はコーヒーとチョコのスコーン。

大きめでいかにもザックリとしたスコーン。翌日リベイクして頂きました。
コーヒーの香りにチョコが効いてます♪ザクッとした食感でありながら繊細にほどけてゆく感じで、すごく気に入りました。
●パンプキンソイケーキ(ひだり)

むっちりしていて、蒸しパンとパウンドケーキの間の様な生地。
シナモンがほのかに香ります。全体的にボリュームあるのも◎。
植物園や加茂川も近いので遠足のお供にどうでしょうか。
こういうお店が北山に出来たことでさらに呼び水となって良いお店やカフェが集まると嬉しいなぁ!
ごちそうさまでした。
AIN SOPH. journey KYOTO(アインソフジャーニーキョウト)・新宿の人気ヴィーガンカフェ、京都に登場!
[1561] 2018/03/21 Wed. 13:59 [edit]

【四条河原町 】AIN SOPH. journey KYOTO(アインソフジャーニーキョウト)
いつも参考にさせて貰っているマイレビュアーさん・そんじょそこらさんに「京都にパンケーキの新店が出来ますね」と、こっそりと教えて頂き。
そのお店とは、なんとアインソフジャーニー!
新宿にあるお店です。しかも教えて頂いた翌日がオープン日。行くしかないっ!と、僭越ながらいち早く行って参りました。
知らなかったのですが、アインソフジャーニーさんはヴィーガンカフェなんですね。
と言うことはパンケーキもヴィーガンです。
乳製品・卵を使用しないパンケーキ。


場所は四条河原町から新京極に続く細い道をクネクネと入った場所。以前もヴィーガンレストランがあった場所です。
オープン日は祝日とあり、伺った時満席だったので、電話番号を伝えて空き次第ご連絡頂きました。
パンケーキを注文するとお伝えしておいたら、来店に合わせて焼いておいて下さいました。(パンケーキは注文から20分掛かります)
お店は以前の雰囲気を残しています。二階なんかあったかな?二階へ通されました。

パンケーキは二種類。

・天上のヴィーガンパンケーキ 1500円
・京都限定 抹茶パンケーキ 1800円
京都限定は有機抹茶をふんだんに使用したグルテンフリーのパンケーキだそう。
今日はまず、スタンダードな
⚫︎天上のヴィーガンパンケーキ を注文。

こちらは小麦粉を使用しているそうです。

まずやってきたのばデトックスウォーター。
テーブルごとにピッチャーで頂けます。美味しい〜♪

おかげですぐにやってきました。
おまたせしたので、とハーブティーをサービスで頂いてしまいました(゚ω゚)!
こちらのパンケーキは大豆原料の植物性チーズ(ベジチーズSheese)を使用しているらしい。コレステロールなしというから嬉しい。
添えてあるクリームもヴィーガンクリームって事ですね。
アイスはラムレーズンです。温かいブルーベリージャムと。

パンケーキ、ムチっとした切り応え。
表面がソフトフランスパンくらいの硬さです。ナイフで引き裂くように。
なかなかの厚み♡ぷっくりした焼き方は独特です。

ん〜美味しい!
すごく生地に香りがあります。そう、リコッタチーズによく似た香り。これが植物性チーズってスゴイ!
表面はパリッと固めで、中はむっちりねっとり。総じてイングリッシュマフィンの様な食感なんですが、ちゃんとパンケーキ感もある。

クリームにはかぼちゃの種やナッツなども合わさって。これも植物性とは信じられない濃厚さ。
この一皿の中に動物性脂肪が含まれてないなんて思えないほどの満足度でした。
お店の方もオープン日と思えない迅速な動きでテキパキハキハキ!
京都って排他的な土地柄でなかなか他府県からのお店が根付かないのですが、ぜひ頑張って頂きたいです。
ご馳走様でした。
祇園呂色・一流シェフが繰り出すとっておき京都フレンチ決定版
[1554] 2018/03/10 Sat. 19:00 [edit]
【祇園四条】祇園 呂色 (ぎおん ろいろ)
「呂色(ろいろ)」……聞きなれない言葉。
漆黒の、濡れたような黒を表す色だそうで、「何色にも染まらない」というポリシーを店名に託したフレンチ、祇園呂色。

その呂色のカウンターがとてもシンボリックな店内です。
極力インテリアを廃したという内装はかえって斬新で、カウンター奥の季節の花のしつらえが映えます。
今ははレンギョウと桜でとってもゴージャス。


さて、お店は完全予約制のコースのみ。
コース 25000円でだいたい10皿前後。これにソムリエ佐橋氏にワインのペアリングが10000円。
私はお酒が弱いので、控えめにちょっとずつ頂きました。
ウェルカム的にまず登場したのは、なんとドン・ペリニヨン!

恥ずかしなら初めて頂きました。お、美味しい…!!これがドンペリ…。

そして小霜シェフ自ら、メイン食材を持ってのご登場。

実際に食材を目にしながらインスピレーションで選べるのが良いですね。
松坂牛、子羊、鴨、ハトから選べました。
(以下お料理の名前は不明です。小霜シェフが口頭でお伝えくださったものをメモしたものなので、悪しからず!)
アミューズ。スプーンディッシュです。

左から、
・しらすのピューレとレモンのジャム、キャビア添え
・トリュフのエキスを注入したうずら
・フォアグラとバナナのプリン

この三本のスプーンで小さなコースを表現したという小粋さ。しかも世界三大美味が一堂に!

しらすはピューレになる事で、まるで里芋の様なまったりした舌触りに。そこにキャビアの濃厚さと程よい塩加減が絶妙。レモンがさりげなく香ります。
トリュフのエキスをチューっと注入した?!という燻製うずら卵はまるでピータンの様なクセ!このクセがたまらない、とこの歳にしてようやく解ってきました(^^;
フォアグラとバナナをプリンにしちゃった珍しい一品は、ダブルの濃厚さが不思議と馴染んでしっくり。
・タイラギ貝を炭火で焼いたものに白味噌と木の芽のソース そら豆をあしらって


見た目からも春を感じます。日輪の様な輪郭を描いているのは菊の花をパウダーにしたものですって!
見てお判りの様に、フレンチの型にハマらない、和食の良さも柔軟に取り入れた小霜シェフのお料理たち。
次に出てきたワインはグルジアのオレンジワイン。

グルジア…どこや?なんて調べながらお話を伺います。
なんとこれ白ワインなんですって。地中に甕を埋めて造るワインだそうで、オレンジ色した見た目も珍しいですが、その香りも超個性的。まるでラバーの様な香りがするんです。
このワインがマッチするお料理は、
・淡路産サバ に すだちの香り 香川のみる貝 ワカメの茎 だし醤油とホースラディッシュのソース


シメサバの様な脂の乗ったサバに、みょうがなどの香りを添えて、さらにすだちでスッキリと。
出汁醤油にホースラディッシュを加えるという、これまた洋の東西を問わないフレキシブルな発想が、新しい味を拓いています。
このサバのほのかな青みを先ほどのオレンジワインが不思議な化学反応で昇華してくれるのです。
このワインをチョイスされたセンスと知識に脱帽。
・和牛タンの煮込み

一頭の牛から400gしかとれないという、タンのさらに根っこの部分を6時間煮込んだという、小霜シェフ渾身の逸品。
お箸で簡単に切れるタンはほろっほろトロトロ!
さらに生食用えのき。これが不思議とよく合う。ナッツにもオレンジの香りが付けてあって、お肉にさらに軽やかな香りと香ばしさがプラス。

これに合うのはイタリアのミラノのワイン。
渋みが穏やかで飲みやすい赤。
・大葉を絡めて揚げたフグの白子のフリッター 百合根とわさびのペースト赤レモンのオイル

これ!絶品でした。
ホワッと揚げられた白子は中がアツアツでとろ〜り!

のったりとした白子にさらにトロリとした百合根のペーストを合わせて、そこに赤レモンの芳香がホワッと。
こちらにペアリングするのはなんと日本酒 栃木の純米酒仙禽。

キリッとした飲み口がびっくりするほどの爽やかさで、さーっ!と口の中を洗ってくれます。
次に登場したのは、なんだか秘密めいた黒いグラス。
注がれるのはイタリアの陰干しした葡萄から作ったというとっても甘いワイン!

これと合わせて頂くのは…
・フランス産フォアグラ ピスタチオのペースト

じっくりじっくり弱火でローストしたフォアグラにピスタチオの香ばしく香りある濃厚ソース。そこにカカオニブとキャラメルソースというデザートの様な一皿。
フォアグラには甘みが合うとは知っていましたが、まさかキャラメルソースがフォアグラの旨味にマッチングしちゃうなんて驚き。
さらに先ほどの甘いデザートワインにもピッタリで、悪魔的美味しさ!
・のどぐろ もち米を粉砕したものを貼り付けて

薫る魚、のどぐろの身はホワッとほぐれて。
のど黒の出汁、牛のコンソメ、貝の出汁という三種の出汁を合わせた澄んだ極上のスープはちゃんと素材同士の存在感が活きていて、最高に美味。

ゆずとせり、福岡の筍が添えられています。春らしい香り。

ギリシャの20年もののビンテージ赤ワインを合わせて。
時間が経つと濃くなると思われがちな赤ワインですが、実は色が褪せて行くんですって!まるでロゼみたいな淡い色。
エレガントかつ凝縮された美味しさで、お魚に合います。
「フランス料理は提供するまでに時間がかかりがちなのを、熱々で提供したい。」という小霜シェフの信念のもと、運ばれてきたのは最初に選んだお肉料理の具材。

さらにカウンターで仕上げるんだそう。
私が選んだのは、ハト。
モリユダケと白アスパラのクリームソース フランス,ロワール産の白アスパラ レバーソース、バジルソース ゴマとナッツの香辛料と共に

ソースで絵を描いた様な盛り付け。
じっくりとローストされたハトは柔らかく、ジューシー!レバーソースと相まって、ほんのりジビエ感。
ハトってちょっとパサついている印象だったのですが、全く違いました!
松坂牛も一口頂きましたが、脂がのって実に美味。
サンテミリオン フランスのボルドー産、当たり年2005年のワインを合わせます。

最後まで驚かさせるこちらはなんと、たこ飯!フレンチでたこ飯とな!

・イイダコのタコ飯 北海道のウニ 桜えびのかき揚げ

海苔がお花の形にパンチングされてますよ。
イイダコの香りがしっかりとご飯に馴染んで、さらに雲丹がねっとりと絡んで絶品です。
サクッと揚がった桜えびの香ばしさもアクセント。
さらに赤出汁!ホント、和食ですよね。
でもやはりただの赤出汁ではなく、カツオと昆布の他にお野菜でとったブイヨンを合わせてあるらしく、味にとっても深みがあり、ほっこりするお味噌汁です。
グラスに入ったラブリーなデザートは、
・ライムのゼリー ベリーとばらのアイスクリーム ベリーのメレンゲという構成。

上品なばらの香りのするアイスは、ベリーの甘酸っぱさをより引き立ててくれます。
中には奈良県産の白苺も入って。
美味しい♡たっぷり頂きたい♡
最後に出てきたのはなんとプーアル茶。

不思議なドーム型の有田焼の器に入っているのは、黒豆ときなこのクリームの最中。中に柑橘のジャムが忍ばせてあります。
昆布にチョコがかかったものなど、京都らしい小菓子にアレンジが加わったものでフィニッシュ。
バラエティーと柔軟性に富んだ、フレンチという概念を遥かに超越したお料理の数々を、珍しいワインたちでゆっくりと楽しむ、極上コースを堪能させて頂きました。
春らしい旬の食材をふんだんに織り交ぜ、更に柑橘など「香り」を随所に盛り込んだ五感で感じるお料理と、それに負けない個性豊かなワインたち。
小霜シェフ、佐橋ソムリエもとっても気さくで、私の様なフレンチ無知な客(しかも全然飲めない)にも丁寧に説明して下さって、おかげで終始リラックスして楽しむことが出来ました。
なかなか気軽には来れないお店なのですが、特別な日のとっておきに絶対思い出すお店でしょう。
ご馳走様でした。
「呂色(ろいろ)」……聞きなれない言葉。
漆黒の、濡れたような黒を表す色だそうで、「何色にも染まらない」というポリシーを店名に託したフレンチ、祇園呂色。

その呂色のカウンターがとてもシンボリックな店内です。
極力インテリアを廃したという内装はかえって斬新で、カウンター奥の季節の花のしつらえが映えます。
今ははレンギョウと桜でとってもゴージャス。


さて、お店は完全予約制のコースのみ。
コース 25000円でだいたい10皿前後。これにソムリエ佐橋氏にワインのペアリングが10000円。
私はお酒が弱いので、控えめにちょっとずつ頂きました。
ウェルカム的にまず登場したのは、なんとドン・ペリニヨン!

恥ずかしなら初めて頂きました。お、美味しい…!!これがドンペリ…。

そして小霜シェフ自ら、メイン食材を持ってのご登場。

実際に食材を目にしながらインスピレーションで選べるのが良いですね。
松坂牛、子羊、鴨、ハトから選べました。
(以下お料理の名前は不明です。小霜シェフが口頭でお伝えくださったものをメモしたものなので、悪しからず!)
アミューズ。スプーンディッシュです。

左から、
・しらすのピューレとレモンのジャム、キャビア添え
・トリュフのエキスを注入したうずら
・フォアグラとバナナのプリン

この三本のスプーンで小さなコースを表現したという小粋さ。しかも世界三大美味が一堂に!

しらすはピューレになる事で、まるで里芋の様なまったりした舌触りに。そこにキャビアの濃厚さと程よい塩加減が絶妙。レモンがさりげなく香ります。
トリュフのエキスをチューっと注入した?!という燻製うずら卵はまるでピータンの様なクセ!このクセがたまらない、とこの歳にしてようやく解ってきました(^^;
フォアグラとバナナをプリンにしちゃった珍しい一品は、ダブルの濃厚さが不思議と馴染んでしっくり。
・タイラギ貝を炭火で焼いたものに白味噌と木の芽のソース そら豆をあしらって


見た目からも春を感じます。日輪の様な輪郭を描いているのは菊の花をパウダーにしたものですって!
見てお判りの様に、フレンチの型にハマらない、和食の良さも柔軟に取り入れた小霜シェフのお料理たち。
次に出てきたワインはグルジアのオレンジワイン。

グルジア…どこや?なんて調べながらお話を伺います。
なんとこれ白ワインなんですって。地中に甕を埋めて造るワインだそうで、オレンジ色した見た目も珍しいですが、その香りも超個性的。まるでラバーの様な香りがするんです。
このワインがマッチするお料理は、
・淡路産サバ に すだちの香り 香川のみる貝 ワカメの茎 だし醤油とホースラディッシュのソース


シメサバの様な脂の乗ったサバに、みょうがなどの香りを添えて、さらにすだちでスッキリと。
出汁醤油にホースラディッシュを加えるという、これまた洋の東西を問わないフレキシブルな発想が、新しい味を拓いています。
このサバのほのかな青みを先ほどのオレンジワインが不思議な化学反応で昇華してくれるのです。
このワインをチョイスされたセンスと知識に脱帽。
・和牛タンの煮込み

一頭の牛から400gしかとれないという、タンのさらに根っこの部分を6時間煮込んだという、小霜シェフ渾身の逸品。
お箸で簡単に切れるタンはほろっほろトロトロ!
さらに生食用えのき。これが不思議とよく合う。ナッツにもオレンジの香りが付けてあって、お肉にさらに軽やかな香りと香ばしさがプラス。

これに合うのはイタリアのミラノのワイン。
渋みが穏やかで飲みやすい赤。
・大葉を絡めて揚げたフグの白子のフリッター 百合根とわさびのペースト赤レモンのオイル

これ!絶品でした。
ホワッと揚げられた白子は中がアツアツでとろ〜り!

のったりとした白子にさらにトロリとした百合根のペーストを合わせて、そこに赤レモンの芳香がホワッと。
こちらにペアリングするのはなんと日本酒 栃木の純米酒仙禽。

キリッとした飲み口がびっくりするほどの爽やかさで、さーっ!と口の中を洗ってくれます。
次に登場したのは、なんだか秘密めいた黒いグラス。
注がれるのはイタリアの陰干しした葡萄から作ったというとっても甘いワイン!

これと合わせて頂くのは…
・フランス産フォアグラ ピスタチオのペースト

じっくりじっくり弱火でローストしたフォアグラにピスタチオの香ばしく香りある濃厚ソース。そこにカカオニブとキャラメルソースというデザートの様な一皿。
フォアグラには甘みが合うとは知っていましたが、まさかキャラメルソースがフォアグラの旨味にマッチングしちゃうなんて驚き。
さらに先ほどの甘いデザートワインにもピッタリで、悪魔的美味しさ!
・のどぐろ もち米を粉砕したものを貼り付けて

薫る魚、のどぐろの身はホワッとほぐれて。
のど黒の出汁、牛のコンソメ、貝の出汁という三種の出汁を合わせた澄んだ極上のスープはちゃんと素材同士の存在感が活きていて、最高に美味。

ゆずとせり、福岡の筍が添えられています。春らしい香り。

ギリシャの20年もののビンテージ赤ワインを合わせて。
時間が経つと濃くなると思われがちな赤ワインですが、実は色が褪せて行くんですって!まるでロゼみたいな淡い色。
エレガントかつ凝縮された美味しさで、お魚に合います。
「フランス料理は提供するまでに時間がかかりがちなのを、熱々で提供したい。」という小霜シェフの信念のもと、運ばれてきたのは最初に選んだお肉料理の具材。

さらにカウンターで仕上げるんだそう。
私が選んだのは、ハト。
モリユダケと白アスパラのクリームソース フランス,ロワール産の白アスパラ レバーソース、バジルソース ゴマとナッツの香辛料と共に

ソースで絵を描いた様な盛り付け。
じっくりとローストされたハトは柔らかく、ジューシー!レバーソースと相まって、ほんのりジビエ感。
ハトってちょっとパサついている印象だったのですが、全く違いました!
松坂牛も一口頂きましたが、脂がのって実に美味。
サンテミリオン フランスのボルドー産、当たり年2005年のワインを合わせます。

最後まで驚かさせるこちらはなんと、たこ飯!フレンチでたこ飯とな!

・イイダコのタコ飯 北海道のウニ 桜えびのかき揚げ

海苔がお花の形にパンチングされてますよ。
イイダコの香りがしっかりとご飯に馴染んで、さらに雲丹がねっとりと絡んで絶品です。
サクッと揚がった桜えびの香ばしさもアクセント。
さらに赤出汁!ホント、和食ですよね。
でもやはりただの赤出汁ではなく、カツオと昆布の他にお野菜でとったブイヨンを合わせてあるらしく、味にとっても深みがあり、ほっこりするお味噌汁です。
グラスに入ったラブリーなデザートは、
・ライムのゼリー ベリーとばらのアイスクリーム ベリーのメレンゲという構成。

上品なばらの香りのするアイスは、ベリーの甘酸っぱさをより引き立ててくれます。
中には奈良県産の白苺も入って。
美味しい♡たっぷり頂きたい♡
最後に出てきたのはなんとプーアル茶。

不思議なドーム型の有田焼の器に入っているのは、黒豆ときなこのクリームの最中。中に柑橘のジャムが忍ばせてあります。
昆布にチョコがかかったものなど、京都らしい小菓子にアレンジが加わったものでフィニッシュ。
バラエティーと柔軟性に富んだ、フレンチという概念を遥かに超越したお料理の数々を、珍しいワインたちでゆっくりと楽しむ、極上コースを堪能させて頂きました。
春らしい旬の食材をふんだんに織り交ぜ、更に柑橘など「香り」を随所に盛り込んだ五感で感じるお料理と、それに負けない個性豊かなワインたち。
小霜シェフ、佐橋ソムリエもとっても気さくで、私の様なフレンチ無知な客(しかも全然飲めない)にも丁寧に説明して下さって、おかげで終始リラックスして楽しむことが出来ました。
なかなか気軽には来れないお店なのですが、特別な日のとっておきに絶対思い出すお店でしょう。
ご馳走様でした。
関連ランキング:フレンチ | 祇園四条駅、河原町駅、三条京阪駅
ミックスパンダコーヒー・パンダ貸します?!大病院横の気になるカフェ
[1558] 2018/03/07 Wed. 15:07 [edit]

【烏丸丸太町】ミックスパンダコーヒー(mix_panda_coffee)
京都第二赤十字病院の横側にあるカフェ。

どうやら古民家をリノベーションしたお店の様なんですが、床には人工芝が敷かれ、楽しい雰囲気!

一階のカウンターで注文し、席を確保して、お会計は帰る際、というシステム。

カウンターでメニューを選んでいると目に入った「パンダ貸します」の文言。

き、気になる…と思いながらも
・カプチーノ 530円 (セットで50円引き)
・りんごのスコーン 450円
を注文。
二階も人工芝で、外向きカウンターもあり、席間ゆったり。


柵でかこった「ピクニックエリア」は靴を脱いで、カラフルな大きなパンダと一緒にお茶が出来ます。お子様連れでも楽しめそうです。

ピクニックエリアからパンダくんを拝借。
むりやり相席(o^^o)
⚫︎カプチーノ

ん?!美味い!
豆はウニールさんをお使いの様で、ウニールさんの豆の美味しさを忠実に抽出されています。フォームドミルクもクリーミー。
⚫︎りんごのスコーン

スコーンの味は日により変わる様です。この日はりんご♪
折り紙を半分に折ったくらいの大きさの、三角スコーン。結構大きいですよ!

柔らかな生地ですが、ほろりとした食感もあり、確かにスコーン!
生地に織り込まれた甘く炊かれたりんごと、ふわりとブランデー?の様な香りも感じます。

軽く掛けられたシナモンがまた香りを添えて。
ぽってりと濃厚なゆるいホイップクリームがたっぷり付いています。
惜しまず付けちゃいましょう。よく合います♪
お店のWi-Fiもあり、かなりゆっくりと寛げるお店です。
ランチのニョッキも食べたかったなー!また来たい!
ご馳走様でした。

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