祇園NITI さよならNITI・・・私のかき氷の観念を変えた名店
[1725] 2018/11/26 Mon. 11:46 [edit]

【祇園】祇園NITI
<※このお店は休店しました>
2013年頃だったでしょうか、世のかき氷ブームがくる前。私のNITIさんとの出会いでした。
夏に一度訪問して、お客さんが落ち着いた秋に2回目の訪問をした時に頂いた「モンブランのかき氷」の衝撃。
氷の美味しさはもちろんNITIという空間の素晴らしさ、店長さんのお人柄にも惹かれて、そこから私のNITI通いが始まりました。
ここしばらく足が遠のいていたことは否めません。
でも「京都でオススメのかき氷教えて!」と言われたら、真っ先にNITIを挙げていました。
その祇園NITIが、休店……最後のNITIを堪能すべく11月最終週にやっと伺えました。


大好きだったこの空気。

祇園という場所に相応しい落ち着きと品格があって、それに負けないかき氷の出来栄え。
1200円という値段は今でこそ当たり前のかき氷の値段になりましたが、数年前はなかなか共感してくれる人もおらず、自ずと一人で通っていました。
季節のかき氷の中で一番好きだったのはやはり秋に登場する「モンブラン」!
それこそ今ではあちこちのお店で栗やモンブランのかき氷が登場しますが、その頃は本当に珍しくて。
●モンブランかき氷 1200円

ガラスの器からはみ出さんばかりに盛られている天然氷。


いい具合に素氷も残しつつ回し掛けられたモンブランクリームはラムの香り漂う上品なシロップに仕上がっていて、天然氷の透明感を打ち消さない絶妙な加減。

粗めに削られたチョコレートとマロングラッセ、ちょこんと添えられたクッキーも食感のアクセントに一役かっています。
中にはマロングラッセが半分。
最後の一滴まで味わいたくなる美味しさです。
さて…ここでほかのお客さんもいらっしゃらないタイミングだったので、ちょっとワガママを言って席移動させて頂きました。
NITIと言えばやはりカウンターのかき氷機の前の席が特等席。お庭を眺めつつ(今は手元が見えくなりましたが)氷が削られる様子を見るのが好きでした。
そして二杯目はなんと初めて頂きます!
●抹茶のかき氷
いつもついつい季節のかき氷に惹かれて、レギュラーメニューを頼んでこなかった私。ここに来て初めての抹茶です。


束になり落ちてくるままに受け止めた様な氷の削り。
口に運んだ瞬間、懐かしい抹茶の味。それは子供の頃、河原町にあった老舗甘味処でよく食べていた正真正銘のお抹茶シロップの味。

透き通るような天然氷の美味しさのおかげでお抹茶の美味しさが純粋に入ってくる感じ!
中にはブランマンジェと粒の立った大きな小豆。

あくまで休店だそうですが、再開の目処など全くの白紙だそうです。
ただし夜のバータイムの営業は続くそう。それは良かったけど、やはり残念感は拭えず…
この空間が無くならないだけでも幸いとしましょうか。

ご馳走様でした。また会いましょう。
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氷食卓家 数量限定 丹波の栗とミルクと…
[1717] 2018/11/10 Sat. 14:24 [edit]

【三ノ宮】氷食卓家
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三ノ宮の氷食卓家に再訪です。

今日は一階席が使えました!席数は少なく3テーブルですが、一階の方がお店の方も運びやすいし、こちらも写真が撮りやすい!(地下の照明の色辛すぎ…)

再訪の目的は、栗のかき氷!
お店のInstagramで数量限定で発売します〜と投稿があり、ちょうど神戸に行ったので、こりゃ行くしかないだろうと。
(※三日間くらいの数量限定商品でした。)

それはそうと、栗のかき氷提供するお店増えましたね…数年前は探しても関西ではほとんど無かったのにネ…なんて感慨深く待っていると、出てきたかき氷に感激☆
● 丹波の栗とミルクと…(←商品名) 1000円

ほわほわ〜!栗のエスプーマ!
てっぺんの栗でっか!

見るからに「剥いた栗を潰して作りました!」というブツブツ感のあるエスプーマ。
ラムの香りが繊細な栗の香りを押しつぶすことなく、あくまでふんわりとサポート。

栗の甘みを感じて欲しいから…とあえてベースはミルクになさったそうです。大正解。
中にもゴロゴロと渋皮煮が!
ひとつひとつ手作業で剥いて作業されたそうで、どうしても多くは用意出来なかったそう。
これだけの大きな栗を見繕うだけでも大変だし、しかも丹波産は日本有数の高級品種!
ありがたやありがたや…

最後に取っておいた大きな栗をまるごとお口に頬張る幸せ…♡
ご馳走様でした。
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秋冬でも食べたくなる!さらに美味しくなったほっこり系かき氷・cafe12 (カフェトゥエルブ)
[1710] 2018/10/30 Tue. 18:41 [edit]

【福島】cafe12 (カフェトゥエルブ)
美味しい飲み屋・お食事処はたくさんある大阪・福島ですが、カフェが少ないんですよね。
そんな中でも通年かき氷、夜カフェが出来るありがた~いお店がcafe12 (カフェトゥエルブ)さん!
しかもかき氷が更に美味しく進化したと聞き、約一年ぶりに伺いました。

この秋最初の冷える夜だったんですが、お店の中は暖かい♡かき氷が美味しく頂けそうです。秋風が吹いてくるとおのずとほっこりしたシロップのかき氷が食べたくなりますよね。

秋らしいかき氷がラインナップされています。

お店のInstagram情報を見て、食べたかった
●塩キャラメルパンプキン 1200円
と、色々あるおいもメニューの中から気になった
●おいもラムレーズン 1100円 を!
まずは
○おいもラムレーズン。

でかいー!こんなデカかったかな?!嬉しい誤算です。
店長さんから「必ず北半球から食べ進めて下さい!」と諸注意が。
北半球??頭の中で描く地図がメルカトル図法なまいたんは一瞬「??」だったんですが(^_^;)、かき氷を丸い地球に見立てて「上から」と言う意味。あはは!なぜ平面で考えた私…
特においもなどシロップが重いタイプなので、雪崩に注意と言うことだったんですね。
何はともあれ、溶けちゃいけない。頂きます!

うわ~、もったりしたおいもペーストに、ラム酒タプタプのレーズン!さらに食感のアクセントになっているのが芋けんぴ。
これがイイ(b'3`*)

中にもおいもダース、レーズン、芋けんぴがどっさりと入っていて、ザクザクです。
ベースにミルクシロップがたっぷり掛かっているので、上のおいもペーストを食べ切っても味気なさはなく美味しい♡
暖かい室内で大きいかき氷だと、どうしても後半は溶けてきてしまうのですが、ちゃんとストロー完備☆
最後まで美味しく頂けます。
○塩キャラメルパンプキン

またすごいボリューム!かぼちゃそのものの様なビジュアルにびっくり。

一口目に感じるのは塩キャラメルのあまじょっぱさ!そのあとにかぼちゃがほんのり追いかけてくる感じ。


中には未だかつて見たことがない量のかぼちゃの種!ボリボリとした歯ごたえと特有の香ばしさがこのかき氷のかぼちゃ感を増長させていますよ~。
かなりのどっしり系かき氷です。
さすがに冷えてきた~と思ったタイミングでお白湯のサービスがありがた~い。

おいもやかぼちゃが甘い季節限定のシロップなので、気になる方は秋冬のあいだに是非☆
ご馳走様でした。

菓子・茶房 チェカ やっとお店で頂きました、プリンのかき氷
[1689] 2018/09/27 Thu. 13:16 [edit]

【岡崎】菓子・茶房 チェカ (cheka)
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※2018年のかき氷は終売されています。
お久しぶりのチェカさんです。実に四年ぶり。
お彼岸にこの辺りを通って、まだかき氷やってるかな〜?と覗いてみたら、やってらしたので吸い込まれ(笑)。


そう言えば、チェカさんの代表作「プリンのかき氷」、イベントでは何度か頂いてましたがお店でゆっくりは食べてなかったな、と思い、プリンかき氷をチョイス☆
●プリンかき氷
かなり早い時期にかき氷にプリンの概念を取り込んだお店ではないでしょうか。

棒状の氷がサクサクと束になった様な感覚の削りがチェカさんの持ち味。
まんまプリンを溶かした様なトロトロのシロップが全体を覆います。

カリッとするのは砕いたカラメル!シロップとカラメルでまさにプリンの味わい。

しかも中からは結構大きなプリン。このプリンがぷりぷりで美味しい〜んだ。上にかかっているクリームはむしろ黄身感が強く、中のはクリーム感が強く感じました。
お彼岸ともなると朝晩涼しくて、いよいよ秋…
かき氷シーズンは終わりますが、ゴーラーは動き出します(笑)。でも夏季限定のかき氷提供店は終わってしまうし、難しいんですよね…ただのかき氷好きの愚痴。
ご馳走様でした。

こにし商店 平成最後の夏にいただく 彦根の、天然氷のかき氷
[1674] 2018/09/15 Sat. 12:42 [edit]

【彦根】こにし商店
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(まさかの精肉店で天然氷の絶品かき氷?!こにし本店 )
2018年一番ハマったかき氷かもしれません。
初訪問は8月。無茶苦茶に暑い日で熱中症一歩手前の身体に染み渡ったかき氷。
それはただ暑い日に冷たいかき氷で助かった〜から美味しかった〜などというものではなく、その氷そのものの美味しさが素直に身体に入ってきた瞬間でした。
それが滋賀、彦根の精肉屋さんのかき氷だというから面白いでしょ!

念願の再訪です。
この日は雨模様で、一気に秋めいてきた9月中旬。
8月同様勇んで10時に到着して整理券をゲットするも、
「お客さん来ないと思ってたよ〜」と言われる始末(^_^;)すみません〜。
かき氷販売開始時間まで、彦根城下をぶらり。ひこにゃんを見たり、何故か近江で比内地鶏の親子丼を食べたり(美味しかった!)。

12:30になりいち早くお店に駆け付けるもやはり私たちだけ(^^;;なんだか申し訳ない。
今回頂いたのは
●生いちごプレミアム 850円
●完熟赤ぶどうと生巨峰 800円

やったね!ぶどうシロップ〜( 人*´∀`*)♪
女将さんがおもむろに店頭のかき氷機で氷をサクサク…。

いちごは真っ赤!鮮やか〜。
重みのあるシロップは結構重いと思うのに、へこたれる事なく。そしてやはり氷が超クリア!岩清水を口に含んだみたい。


私が食べた赤ぶどう、怒った王蟲じゃないよ!(笑)
こちらもすごかったです〜。
ボディのある赤ワインに天然氷を浮かべて頂いているかの様な成熟した旨味。

軽く見えますが、これ結構大盛り!
お店が落ち着いていたので、女将さんとお話が出来ました。
----かき氷、9月いっぱいで終わってしまうんですね〜。
----「終わりがあるから始まるのであってね」
深っ!まさかの哲学的問答にふむむ。
----失礼ですが、何故この彦根のお肉屋さんに栃木の松月氷室の氷が卸せるんですか?
----「私の実家なんですよ」
な、なんと松月氷室の娘さん!!
こんなことってある〜?!?!驚いた!!

松月氷室さんはじめ、天然氷を作る業者さんの過酷さと言ったら…。
天然の湧き水を引くためのプールの掃除。雪・雨の降らない2週間を見極めるお天気とのにらめっこ。
張った氷を切り出す作業。
そのお仕事がいかに過酷で、いかに天然氷が希少価値があるか、色々と教わりました。
改めて、製氷業者さん、職人さんに感謝です。
最後に破裂してしまったというコロッケくれはりました♡ホクホク美味しかった♪


かき氷が終わっても自家製コロッケ、メンチカツ、近江牛肉は販売ありますよ。
来年も是非また伺います〜。
ありがとうございました!ご馳走様でした。
※かき氷は6~9月の土日祝の提供です。
※整理券が発行される場合があります。詳しくはお店のHPをご覧ください。