『雨ときどきパンケーキ』

雨女まいたんがゆく、ときどきパンケーキ、のちにかき氷。まれにスコーン。

ルーツを辿る旅・ハニカムカフェ ※長文です 

 

104-20150618-185955.jpg

【高松】ハニカムカフェ
行きたくて行きたくて、1年ほど温めていたお店。
やっと伺う事が出来ました。

114-20150618-183921.jpg

113-20150618-183946.jpg

外観からして、むっちゃお洒落…!
中も、爽やかなんですけど、なんだかチョイ悪な匂いがします(笑)。

111-20150618-184340.jpg

093-20150618-201532.jpg

ゆったりしたテーブル配置で、グリーンのあしらい方がとてもモダン。
ポップな色遣いなんですが、その配分が絶妙で、大人な空間になっています。
つまりカッコイイ。

110-20150618-184404.jpg

モスグリーンのおしぼりと、
ピッチャーに入ってきたのはモヒート?!いいえ、ミント入りのお冷!
ミントふんだん過ぎやしませんか?!ひー!オシャレ!!


お目当はパンケーキなのですが…
メニューには「こころしてお召し上がりください」との文言が。

112-20150618-184146.jpg

デカイんですね、デカイんでしょう!!

本日4件目のパンケーキ、どんとこい!!(涙目)


トッピングが色んな組み合わせがあるなかで、
⚫︎パンケーキ カスタード&シナモン 1100円を頂きます。

すると、お店の方が
「分厚いのでいいですか?量は同じですけどピッツァみたいな薄いのも出来ますよ」

えー?どんなんやろう!と興味惹かれましたが、まずはスタンダードな厚みで!

近くの席の方が頼んでらっしゃるのを見たら、
どうやら薄いタイプのダッチベイビーの様に、フチがせり上がった焼き方みたいですね。
おかず系に合いそうです。


来ました!
おぅ?!なにこれ?!?
見た事ないパンケーキのビジュアル!

109-20150618-185828.jpg

まるでカリカリに焼いたチーズをトッピングした具なしのお好み焼きみたい
まんまーるなフォルムのフチも、チーズカリカリがくっきり見てとれます。

珍しい〜(≧∇≦)
香りも、チーズを焼いた様な香ばしい香りが。

103-20150618-190014.jpg

ナイフを突き刺すと、パリッと表面を破って、中もっちりー。
中の生地は、透明感のある白さ。
ところどころにリコッタチーズのハッキリした白が見え隠れ。

102-20150618-190103.jpg


もしかして卵は使ってないのかな?


パリッ、モチッ
不思議な食感!生地自体に甘さはほとんどなく、焼きチーズの香りがしっかりします。
中のリコッタチーズはフレッシュでくせがなく、しっとりしています。

100-20150618-190206.jpg

やはりこれはおかず系によく合う生地ですね。

ぷりぷりのカスタード&ふんだんにシナモンを掛けて…
どちらを付けても甘さは控えめだから、お食事代わりになりますね!

099-20150618-190324.jpg

098-20150618-190347.jpg

しっかし、お腹いっぱいになる!!このパンケーキ!
一切れ残してしまった、無念。

いやー、これはどことも違う、唯一無二なパンケーキに出会ってしまいました!
ホント、お店の数だけパンケーキがある…奥深いわ……



と思っていたら、ひょんなことからマスターと思われる方とじっくり話し込んでしまいました。
(以下長いです。)

マスターは、何故が私にお店自慢のアイスコーヒーを一口振舞って下さると。

097-20150618-193048.jpg

やってきたのは一升瓶に入った、アイスコーヒーにしては色に透明感があるもの。
それを冷えたワイングラスにゆったり注いで、くゆらせて…

096-20150618-193057.jpg

鼻に持ってきた瞬間、ぶわっ……とコーヒーの、
しかしコーヒーと言ってしまうにはあまりにフレッシュでフルーティで、華やかで、
そしてどこかワインの熟成を思わせる様なブルーマウンテンのアロマが、
私の鼻腔を通り越して脳内にカーン!と来ました。

びっくり(O_O)

アイスコーヒーなのにどうしてこんなに香りが立つの??
どうしてローストした豆の香りがストレートに、こんなに素直出るの??!

初めて味わう感覚に混乱と興奮と幸福感を隠しきれない私に、
マスターは、「そもそもコーヒーというものはどこで生まれて、誰が淹れ始めたか」、を語り始めました。

もともと南米から発祥して、ヨーロッパ(スペイン・ポルトガルからイタリア、フランス…)へ発展して行く中で、
諸外国人が自分たちが捉える香りに合わせて育てられてきた淹れ方。

それが骨格も感覚も華奢な日本人に合うわけがない。

日本人の繊細な嗅覚が捉える、もっと日本人にとって美味しい淹れ方を考えた先が、
とあるpH濃度の水「から」出す。

「で」ではなく。
つまり、ダッチ式の様なものではなく(あれはムラが出るしオリも出る)、
水に挽いた豆の香りを移してやる、つまり出汁を取る感覚

しかもただ水に浸けて置くだけではなく、手間を掛け手間を掛け濾過してゆく。

ここまで手間を掛けてやったコーヒーは、その持ち味をストレートに素直に水に出してくれる。
だから最後の一滴までも、グラスについた露までも香りが放たれ続ける。

しかも(まだしかもがある)豆の個性を引き出す為に、
お店の「我(が)を棄てる」。

つまりこの豆には深煎りが合うかな?浅煎りかな?というのはロースターの「我」

それよりも豆の個性を最大活かしてやるには、我を棄てて、ロースト加減を均一にしてやって、
スタートラインを合わせてやる。
そうしてから初めて、ブレンドした時に、豆本来の個性を発揮できる。


これは目から鱗でした。
ローストこそが店の個性と思っていましたが、
さらに踏み込んで豆の個性を楽しんでもらうために、店の個性(というかロースターの個性?)を棄てるなんて…

キレッキレでしょ!!!!


これは紅茶にも言えるのであって…
とマスターはさらに私に紅茶を…!!

だだだだ大丈夫なんっすか私にそんな!!(゚o゚;;←でも頂きました!

紅茶も一升瓶に入っていて、まるで琥珀色の白ワインの様にキラキラ!

095-20150618-194706.jpg

こちらもワイングラスにくゆらせると…甘やかな香りがふわ〜…と立ち上り、
一口含むと、脳内にフワッとマリーゴールドみたいな花びらが散ったのです(恥、でもホンマやもん)。

初めは甘い!と思ったのですが、
飲み進めるごとに、次々扉が開く様な、味が何層にも重なっていて、
それが不思議と混雑せず、きっちりきっちり向かってくるようで、最後に舌の上に渋み(決してエグくない)がじんわり。

そう、まるで煎茶の水出しを頂いた時の感動。

あ、そうか。
これが日本人が美味しいというお茶の感じ方!
紅茶も元を辿れば同じ茶葉。

もちろんお使いのマリアージュさんのアールグレイは高級だし、普通に淹れても美味しいけど、
ここまでクリアに茶葉の香りを感じれるなんて……

感激でした。

まさか高松でこんな開眼させてもらうなんて。


さらにマスターの追撃は続きます。
(ってか私が質問しまくるからな)
あの個性的なパンケーキについてです。

あの表面のカリカリはやはりパルミジャーノレッジャーノをカリカリにし、旨味だけを残したもの。
そしてリコッタチーズと、小麦粉、生クリーム、…(あんまり書くと営業妨害だから書かないですけど、いやもう色々書いたけど)…
などを混ぜて焼いてある。


「やはり卵は入ってないんですね?」

「だって卵入ったらパンケーキじゃないやん、それはスポンジケーキ。そもそもパンケーキはインドのナンから始まったもの。ナンは小麦粉を発酵させて焼いたもんやろ?卵入ってない」


……ナンと!!!!!!!!


パンケーキのルーツ!!は!ナン?!?



その料理がどこから来て、どうして成り立ったかを理解した上で初めてアレンジが出来る。
なんだってそう。
型を身につけてからじゃないと、型破りは出来ない。

カッコイイ。

決して高松を地方だと馬鹿にしていたわけではない、むしろ知れば知るほど面白い街だと思う。
でも、まさか高松で、こんなお店に会うなんて。

するとさらに!
高松市の成り立ちは…と話が広がり!

(O_O)ひえー!

マスターの深い知識と、飽くなき追求が、本当にカッコよくて、いつまでもお話し聴いていたかったです…。

唯一無二のパンケーキと、カッコイイマスターのいる店ハニカムカフェさんでした!

ご静聴ありがとうございました。
ご馳走様でした!
092-20150618-201743.jpg


ハニカムカフェ

夜総合点★★★★ 4.2



関連ランキング:カフェ | 片原町駅(高松)高松築港駅今橋駅


スポンサーサイト

category: 香川

thread: パンケーキ - janre: グルメ

tag: パンケーキ  香川  高松  片原町  カフェ 
tb: 0   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top

トラックバック

 

トラックバックURL
→http://sillybubly.blog.fc2.com/tb.php/611-e211ac43
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△top